人類がコンピュータ将棋に勝利した方法 映画にもなりました【AWAKE】

映画 AWAKE

 

2020年に公開された映画「AWAKE」

これは コンピュータ将棋 vs プロ棋士の実話をもとにしたお話です。

この戦いが コンピュータ将棋に勝利した最期になります。

どのようにして勝利したのか 解説します。

 

 

映像

 

予告篇

 

 

冒頭映像

 

 

吉沢亮の演技

 

 

キャスト

 

清田英一

かつてプロ棋士を目指していた大学生

浅川陸

清田のかつてのライバル。

プロ棋士となり コンピュータ将棋に挑む

磯野達也

清田にプログラミングを教える大学の先輩

中島透

元奨励会員で 現在 新聞記者

 

映画のSTORY

 

公式サイトから引用します。

 

辞めたあと、何をしたらいいのか全然わからなかった。
でも、もし誰も思いつかないような自由な将棋を指す
プログラムを育てることができたら―

将棋を辞めたことにも意味があるかもしれない。

 

大学生の英一は、かつて奨励会(日本将棋連盟の棋士養成機関)で棋士を目指していた。
同世代の圧倒的な強さと才能を誇る陸に敗れた英一は、プロの道を諦め、普通の学生に戻るべく大学に入学したのだった。
幼少時から将棋以外何もしてこなかった英一は、急に社交的になれるはずもなくぎこちない学生生活を始める。
そんなある日、ふとしたことでコンピュータ将棋に出会う。
独創的かつ強い。
まさに彼が理想とする将棋を繰り出す元となるプログラミングに心を奪われた英一は、早速人工知能研究会の扉をたたき、変わり者の先輩・磯野の手ほどきを受けることになる。
自分の手で生んだソフトを強くしたい―。
将棋以外の新たな目標を初めて見つけ、プログラム開発にのめり込む英一。
数年後、自ら生み出したプログラムを<AWAKE>と名付け、コンピュータ将棋の大会で優勝した英一は、棋士との対局である電王戦の出場を依頼される。
返答に躊躇する英一だったが、相手が若手強豪棋士として活躍するかつてのライバル、陸と知り―。

 

実話を元にしている!?

 

 

2015年に4月11日コンピュータ VS プロ棋士の対局がありました。

その対局を元にストーリーが作られています。

 

阿久津主税 vs 巨瀬亮一

 

阿久津主税あくつちから

2014年 順位戦 A級

2014年〜2018年 竜王戦1組

巨瀬亮一こせりょういち

2002年〜2008年奨励会に在籍

 

AWAKEの名前の由来

 

映画では プロ棋士になれず 夢破れた英一が 目覚めるきっかけをくれた。

という事で

『AWAKE(目覚める)』

という 名称になりました。

 

実際は

開発者は「特に意味はありません」という回答をしていた。

その後に受けた毎日新聞のインタビューでは、

「現在は『覚醒』という意味で解釈していただくと幸いです。将棋の内容自体の『覚醒』及び、棋士の『覚醒』のきっかけになればいい」

と説明した

 

将棋界のちょっと停滞している部分とかを

ソフトをもって目覚めさせる

自分を目覚めさせるというのもある

 

ワタシも 将棋が好きで、2015年当時 電王戦は ちょくちょく見ていました。

コンピュータに負けないでくれ!!

と考え プロ棋士を応援していました。

プログラマーの人たちをヒール(悪役)だと 思っていました。

でも、プログラマーも将棋が好きなんですよね。

将棋界の覚醒を考えていたとは・・・

 

巨瀬さん ごめんなさい m(_ _)m

そして、すばらしいソフトをありがとうございます。

 

次からが本題です。

AWAKEにどうやって勝った?

 

後手 2八角打

この手が コンピュータの敗着になります。

 

この局面で 敵陣に角を打ちました。

 

 

2021年の将棋ソフトで2億手をよませて解析してみました。
するとコンピュータの方が -505ポイント不利になっています。

 

2八角打 は なぜダメなのでしょう。

この角は敵陣の中に打ち込みました。

なにもしないと 捕獲されてしまいます。

 

ちょっと見てみましょう。

 

敵陣の中で 角がになりました。

桂馬が取られそうです。

桂馬を取られないように 玉が寄って守ります。
桂馬を逃げます。

馬はどこに行っても 取られてしまいます。

ここで、6八にいる飛車に注目して下さい。
金を上げて 飛車の道を作ります。
飛車を6九に引いて 馬に当てます。

馬の逃げ道がありません。

 

2八に角を打ってから

12手先で 馬を取ることができます。

これが コンピュータの全幅探索の弱点のようです。

つまり ハメ手ですね。

 

では、この先はどのように 勝つのでしょうか。

一例を紹介します。

 

投了後の局面

 

まとめ

 

2015年に阿久津棋士が コンピュータに勝利しました。

その後、2016年に山崎隆之叡王

2017年に佐藤天彦名人(叡王)

コンピュータに挑みましたが、破れてしまいました。

それ以降 コンピュータ vs プロ棋士 の公式戦は行われていません。

つまり、AWAKEとの戦いが プロ棋士が勝利した最後の棋譜になります。

わずか21手の戦いでした。

 

皆さんはプロ棋士がコンピュータにハメ手を使用したのを どぉ思いますか?

コメント欄で教えて下さい。

 

日本経済新聞は「観戦者を魅了するのがプロだという美意識と、勝ちにこだわる勝負師としての態度を両立するのは難しい」と報じた。

阿久津は「普段指していない戦法だが、団体戦ということもあり一番勝率の高い形を選ぶべきだと思った」「素直にうれしい感じではないが、(団体戦勝利は)とりあえずよかったと思う」と語っている

 

プロ棋士は 対戦前に ソフトの貸し出しをされています。

なので、勝ち方を予習することができます。

 

理想は プロ棋士が 勝てる方法を見つけるのが良いのでしょうが・・・

それができないから ハメ手を使ったのでしょう。

それだけ コンピュータは強かったという証明になったのではないでしょうか。

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